7/21/2005
勉強おじさん
電車の中、車両連結部分のあたりでテキストブックを開き外国語の発音練習をしているおじさんがいる。最初、沼の底から湧き上がるようなシューシューという音に「車両に故障か」と思ったのが、そのおじさんのウィスパリングボイスだった。私の考える「電車の中で許される行為」からは外れているが、注意しようとは思わない。他の乗客たちも、うるさいと思っておじさんの後頭部あたりを睨みつけたりしているけれど、あまりに堂々としてやっているのでなんとなく注意をしようという気にならないのだろう。たまに、練習せずに普通につり革につかまって「普通の乗客」らしくしているのを見ると「あれ、今日はやらないの?」って余計な心配をしたくなる。