2/18/2006
本の感想-「対岸の彼女」-角田光代
2人の女性を通して描いた「自分探し」の旅という感じだが、そこに青春時代の思い出とかが交錯してより一層深いものになっている。学生時代の親友って「もう2度と会うことはないのだな」と思うと、少しだけ美化して考えてしまう気がする。引越しを繰り返してきた私には同窓会に出る機会も全くないので、よくそう思う。
映画「天使が見た夢」(エリック・ゾンカ監督)も同じようなテーマだった。主人公はより映画の方が若かったが、この本を読んでいて度々記憶に昇ってきた。破滅を選んでしまうようなところも、特に類似性を感じた。
2人の女性のうちの一人がとても小さい会社の女社長なのも、現実にそういう会社の一つに勤務している身としては読んでいてちょっと居心地の悪いほどの親近感というか、身につまされる想いがした。以前に勤務していた外資系の会社では副社長の女性が2人いて、私は直属の部下だったけれど誰も彼女たちを「女副社長」とは思わなかったが、それはグローバルに展開している企業だったからなのだろうと思う。しかし小さな会社のオーナーで創業者が女性であるというと、とたんに「女社長」という肩書きがふさわしくなってしまうのがまだまだ日本の辛いところ。
10代の頃に感じられた人生への閉塞感を破滅に走ることなく、どのように消化して大人になったんだろうと、30歳を過ぎた自分に自問自答してみる。よく分からないけど、いろんな紆余曲折があり、それなりに「自分探し」の旅をしてきたんだろうな、と思う。でも、その旅は一生続く終わらない旅でもあるのだなぁと感じた。
映画「天使が見た夢」(エリック・ゾンカ監督)も同じようなテーマだった。主人公はより映画の方が若かったが、この本を読んでいて度々記憶に昇ってきた。破滅を選んでしまうようなところも、特に類似性を感じた。
2人の女性のうちの一人がとても小さい会社の女社長なのも、現実にそういう会社の一つに勤務している身としては読んでいてちょっと居心地の悪いほどの親近感というか、身につまされる想いがした。以前に勤務していた外資系の会社では副社長の女性が2人いて、私は直属の部下だったけれど誰も彼女たちを「女副社長」とは思わなかったが、それはグローバルに展開している企業だったからなのだろうと思う。しかし小さな会社のオーナーで創業者が女性であるというと、とたんに「女社長」という肩書きがふさわしくなってしまうのがまだまだ日本の辛いところ。
10代の頃に感じられた人生への閉塞感を破滅に走ることなく、どのように消化して大人になったんだろうと、30歳を過ぎた自分に自問自答してみる。よく分からないけど、いろんな紆余曲折があり、それなりに「自分探し」の旅をしてきたんだろうな、と思う。でも、その旅は一生続く終わらない旅でもあるのだなぁと感じた。